現場監督と顔合わせ♪~そして舞台は机上から現場へ。

2022-03-07建築屋的な話,現場監督と人新築住宅,現場監督,顔合わせ

家づくりは図面上での打ち合わせが完了すると
舞台は机上から現場になる。

営業、設計と打ち合わせが落ち着くと
いよいよ現場監督の出番。

家づくりは現場監督で決まる。

施主の夢や憧れを
具体的に形にする責任者
現場監督との初対面の日

施主は監督の何を見る?
監督は施主に何を伝える?

現場監督が教える
施主と現場監督の初対面の日♪

施主と現場監督の初対面はいつ?

模型と図面

施主と現場監督が初めて顔を合わせるのは

一般的には
地鎮祭、地縄立ち合いか
着工前打ち合わせのどちらか。

地鎮祭と地縄立ち合い
着工前打ち合わせは同日の場合もある。
日程はお互いの都合で調整するから
順番が入れ替わることもある。

いずれにしても
監督との初顔合わせは
地鎮祭(地縄立ち合い)か着工前打ち合わせになる。

初対面の日、施主は監督の見た目、話し方、印象を見ている。

打ち合わせ風景

施主は着工段階では営業と良好な関係が築けている。
そこに新しい担当者が入る。

現場監督ってどんな人なんだろう?
想いをくみ取れる人かしら?
任せられる人かしら?
話やすい人かな?
施主が持つ不安や心配を払拭し
家づくりを楽しみにしてあげることが求められる。

それが初対面時の一番大事なこと。
もちろん、プロとして専門的な知識や施主の疑問に答えることも大事。
それ以上に力を入れるべきなのが、この人に任せられるという安心感とワクワク感だ
極端に言えば、初対面で監督(自分)のファンにすること。

第一印象はずっと残る、最初のイメージを変えるのは難しい

第一印象の文字
第一印象は大事

継続的な付き合いが始まる人との第一印象はとても大事。
その後の付き合いが円滑にいくか、ぎすぎすしたものになるかは
初対面の第一印象で決まる。

現場監督が施主と接する期間は、工事中だけでみると約4ヵ月間。
接触回数も多くはない。工事完了後や築数年後に
『現場監督ってどんな人だったっけ?』
では悲しい。
『悪い印象しかない。無責任だったな。』
では、目も当てられない。紹介なんてもらえない。

第一印象が気まずいモノになると
イメージをひっくり返すのは大変。

『第一印象は難しそうだったけど、付き合っていくうちに良さが分かった』
というのは、家づくりの施主と作り手という関係では褒められるものではない。

監督との顔合わせ~地鎮祭・地縄立ち合いの流れ

地鎮祭は工事の安全を祈願する神事。
その前後で地縄の立ち合いがある。

地縄の立ち合いは
実際の建築現場で
実際の建物のサイズを
現地にロープなどで記し立ち合いする
現場で行う最初の打ち合わせ。

地縄立ち合いでは、専門用語を分かりやすく解説して
完成時をイメージ出来るような打ち合わせが求められる。
施主がまだ気づかないことも踏まえて。

監督の顔合わせ~着工前打ち合わせのながれ

着工前打ち合わせは
現場監督の紹介を兼ねて
打ち合わせしてきた内容を監督を含め確認する。
ここから担当窓口は現場監督になる。
会社の規模やスタイルによっては
引き続き営業が担当窓口の場合もある。

現場監督は

自己紹介と家づくりの想い
工程の流れ
図面の確認
進捗報告の手段の確認

という具合で打ち合わせを進めるのが多い。
監督は施主のことは活字情報で以前から知っているが
顔を合わせるのは初めてになる。

つまり
現場監督にとって施主との初顔合わせは
待ち焦がれた恋人に会うようなもんだ!?
『やっとお会い出来ましたね』
という気持ちだ。

着工前打ち合わせでは、
図面上では気付かないことを伝え家づくりにワクワクさせる。
監督に合うのが、現場に行くのが楽しみにする。

プロがプロに伝えるのは容易。
プロは知識がない人…中学生にも分かりやすく伝える技術が求められる。

経験年数がながい監督は皆、そうしている。
ながく続けるには必須なスキル。

第一印象に与える割合は視覚、聴覚が7割以上と言われます。
監督は人を動かし現場を管理するのが仕事だから人を注視します。
監督以上に施主は現場監督を見てるよ。

まとめ

ありがとうの雲

現場監督と施主の初顔合わせの日のはなし。

施主はもちろん監督もワクワクする日。
施主に伝えたいことはたくさんあるからね。

参考になればうれしいです。

私見だが
信頼置ける現場監督と一緒に家づくりが出来る施主は
その段階で家づくりは、ほぼ成功。
周囲から、職人から、施主からOBから
常にそう思われる現場監督でありたいね♪

地鎮祭の記事はこちらから。


おわり