北欧風スタイルとはどんなスタイル?そもそも北欧とはどこの地域?ムーミンとは何者ですか?プロバンス風は何のプロ風なんですか?~混乱する住宅の〇〇風スタイルの話~
昨今の住宅業界、家づくりの現場や打ち合わせ時には良く耳にする。
北欧風、プロバンス風…
『まぁ、おしゃれですね』
北欧がどこの地域かも分かりませんが。
という人は少なからず居るでしょ?
ソレ、解決します。
北欧風とは、北欧(北ヨーロッパの雰囲気)の
プロバンス風とは、南欧(南ヨーロッパの雰囲気)の家づくりです。
解決しました♪
もう少し、深張りしましょ。
家づくりの〇〇風スタイル~
北欧風スタイルとは?~そしてムーミンは
北欧は北ヨーロッパ周辺のことを言います。
ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、フィンランド、アイスランドのことを指します…一般的には。
北欧の気候、北欧という範囲が広い為、すべての国に当てはまらないかもしれませんが…
雪も降り寒くて長い冬があります。
四季がはっきりありますが、日本に比べ降水量は少ない。
北極圏に入る北端では、白夜(1日太陽が沈まない)、極夜(1日中太陽が昇らない)も起こるらしいです。
幻想的で不思議な感覚でしょうね。
北欧風の家の特徴として、積雪対策として急こう配の三角屋根で軒を出す家が多い。
日本の雪国の古い家のタイプに近いのかな?
現在はフラット屋根の方が圧倒的に多いですね、雪国の新築住宅は。
また、雪が多い北欧ではメンテナンスがしやすいようにシンプルな作りの家を好む人が多いらしいです。
これも、日本の雪国と同じですね。
外観で1階、2階を分けたツートンカラーに白い窓枠も北欧風デザインの特徴と言えます。
ちなみに…北欧フィンランドと言えばムーミンです♪
フィンランドを象徴するものとしてサンタクロースに次いで人気のある存在です。
ムーミンはカバではなく、妖精らしいですよ♪
ムーミンの世界観が北欧風…といえるのかもしれない。
プロバンス風(南欧風)スタイルとは
南欧の気候は、夏は日差しと乾燥が強く40℃も超えることもあるほど。
夏は北欧より暑くなり、冬は北欧より過ごしやすくなるのが特徴です。
南欧風の家は妻方向の軒が出てないことが多い。
夏はカラッとして雨が少なく、日本のように深い軒で家を雨から守る文化が無かったのでしょう。
壁色も明るい色が多い。
具体的に、建築業界で言うプロバンス風の家は
白い壁に屋根の軒の出が少なく、屋根材は赤系の色の瓦仕上げ。
アイアン等で妻飾りや装飾が施され、Rの曲線を取り入れているのがプロバンス風というイメージ。
北欧風、プロバンス風の家の内観・内装の個人的なイメージ
冬が厳しく長い北欧では自然と家の中で過ごす時間が長くなります。
居心地の良い空間づくりが必須と言えます。
色使いも淡い色が多い印象です。
最近の家づくりは北欧系のスタイルをよく見かけますね。
プロバンス風(南欧風)の家は、薄いオレンジ等の温かい暖色系の色使いが多い印象。
壁も、床タイルにも暖かい色のモノ。
そしてアイアン素材を使った家具や白や茶系のアンティーク家具が鎮座しているイメージ。
私が業務を通して感じているイメージなんだけどね💦
まとめ
家づくりで良く聞く北欧風の家とプロバンス風(南欧風)の家のスタイルと
違いを自分なりに網羅してみた。
建築会社によって、2つのスタイルの定義付けはあるだろう。
個人の見解で書きまとめたけど…大きくはズレていないはず。
外観で判断するなら
北欧風の家
外観はシンプルで、急こう配の屋根に軒が出ている。
1階、2階での色分けも多く、淡い色が使われる。
窓飾りに白い装飾が多い。
そしてムーミンは、フィンランドではサンタクロースに次いで人気ある存在だ。
さらに、彼!?は妖精らしい。
プロバンス風(南欧風)の家
白い外壁に屋根が赤いレンガで軒の出が無い、もしくは極端に少ない。
アイアンで装飾がされていて、曲線も使われていることも多い。
散歩の途中でこのような家を見かけたら
『北欧風の家だわ♪』
『プロバンス風の家ね…南ヨーロッパの気候を感じるね♪』的に感じてください~。
ちょっと前まで、私が住む地域ではプロバンス風の家の建築が多かった気がする。
最近は…というより定期的に北欧風の家をイメージしたであろう工事現場は見かける。
やはり、雪国だから感覚が北欧に近いのかな?
ただ、屋根だけはフラット屋根が多いね。
なぜならば
屋根からの落雪の雪片付けは重労働で大変だから。
これは、雪国の人の共通認識だね。
屋根落雪の雪片付けがいらないくらい敷地が大きくで、
生活に支障がない位置に雪が落ちるなら良いケド。
そんな好条件!?な家づくりの経験は無いな😅
おしまい
最近のコメント