回遊動線で後悔しない為に、失敗しない動線計画。いらない動線は作らない。新築で住んでから後悔しない家づくりの動線♪
家のプランで内部の動線計画は大事。
家事動線が原因で家に居るのがストレスでは本末転倒。
家の間取りには回遊動線という考え方がある。
回遊動線の家で快適
回遊動線で後悔…
ライフスタイルや家族構成で快適になるか後悔するかは変わる。
全ての人に快適なモノではないだろう。
そんな回遊動線のことを
現場監督であり
自邸を設計監理したオーナーの目線で♪
回遊動線とは?そのメリット
回遊動線とは
家の中に行き止まりが無く
ぐるぐると回遊できる動線計画だ。
メリットは
各部屋に円滑に移動する事が出来て
家事の時間短縮になる。
各部屋に複数の通路がある為
家族の渋滞を緩和できる。
回遊動線のデメリット
回遊するということは各部屋に
複数の通路(2つの出入り口)が必要。
つまり…
部屋内の収納や家具を置ける壁が減る。
それが気にならない程に大きな部屋(家)なら良い😶
部屋への進入ルートが複数ある為、プライバシーの確保に対処が必要。
(複数のドア・扉に鍵付きなど)
壁が減るということは耐震性や耐力壁のバランスに影響が出やすい。
回遊を意識過ぎると無駄な通路が出来て建物の面積が大きくなる。
回遊動線は住宅内で家族の渋滞が起こる場所には有効
回遊動線を採用すると
回遊する為の通路が増え建物も大きくなり工事費も上がる。
敷地にも予算にも余裕があるなら良いかもしれない。
また、常に在宅で家事を行う人が居て
家事が膨大にあり効率化が目的なら
回遊動線の採用はあり。
一般住宅で多いのは
住宅内で家族が渋滞が起こる部分に
渋滞の緩和目的に回遊動線の採用だ。
結果的にそうなった。というのもあるだろう。
具体的には洗面・脱衣・キッチン部が多い。
家族構成やライフスタイルで本当に必要かの検討が大事。
意外とあるよ。
無駄な動線。
『回遊動線』って名前に
便利で快適と思い込んでいる勘違い。
回遊動線で後悔した事例
回遊を取り入れたことで
本来、壁になる場所に扉が付く。
もしくは開口が出来る。
そのスペースを収納にしたほうが使い勝手が良かった。
コレが一番多いかな。
回遊を優先するあまり収納が減った、無くなった。
使わない無駄な通路がある。
もう少しコンパクトにまとめれた。
かえって動線がながくなった。
家の中が暗くなった…
これは平屋でもある。
建築面積が大きくなるということは
外壁面に面していない廊下や部屋が出来る。
窓からの自然光が届かなく暗い空間に。
日中でも電気を付けないと😥
図面が完成し生活しているイメージを持つことは大事
家づくりは建築地の敷地から考える。
敷地の方位・道路付けや周辺環境を考慮して
玄関・各居室の建物内の位置を決め間取りが決まる。
それから
この部位は回遊を採用するか?になる。
回遊からでも
間取りからでもない
敷地から考える。
2階建て住宅を建てる。
1階にキッチン・パントリー・洗面・脱衣・家事室等を設けて
回遊動線を採用するとなると1階の床面積は大きくなる。
それに伴い敷地も大きくで無いといけない。
コンパクトな間取りに回遊を取り入れる場合は
無駄に窮屈感が出る。
ここ10数年の顧客層は共働きの4人家族、延床30坪~40坪の2階建てが多い。
この坪数や生活スタイルだとかえって取り入れるデメリットの方が大きい。
無くても困らない通路ではないか?
建物を大きくしてまでも必要な物なのか?
その動線がないと住宅内で渋滞は起きるのか?
将来的にライフスタイルが変わり
住宅内に家族の渋滞が起こる場所なら有。
家族の朝の支度や洗面脱衣室まわりの渋滞緩和を解消できるとかね。
計画している図面が具体的に形になり
完成した家で生活しているイメージを持つことは大事。
まとめ ~あなたが快適に過ごす為に必要なものは?
新築住宅で住んでから
『無駄な動線だった』と
後悔しない為の回遊動線を網羅した。
回遊動線は家事効率を上げ時間効率も良くなる間取りの考え方。
ただし、本当に必要な動線計画をしないと
『こんなはずでは無かった😥』と後悔することになります。
効率良くをイメージしたのに、非効率になったという失敗ですね。
建築屋は顧客に
聞かれたこと
気付けないこと
選択したことに対しての未来の想定を
家づくりのプロとして伝えます。
家は一日の疲れを癒し家族と笑顔で過ごす場所。
英気を養う場所であり、帰る場所です。
その家が居るだけストレスではいけない。
快適に家族と笑顔で過ごす為に必要なモノの
取捨選択は大事。
自邸では、洗面・トイレを2カ所設置し
脱衣室と洗面は分けて
脱衣・ウォークスルークロゼットを回遊にした。
家族の渋滞緩和と身支時が同時進行できるように。
子育て世代にはあると便利で快適です。
読んだあなたの家づくりに
プラスになりますように♪
おしまい
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