新築の木造注文住宅建て方の最中に雨がふった!!雨に濡れた木材は大丈夫?心配を解消する木造住宅と雨の話。

2021-10-14

木材で建てる木造住宅は、工事中の雨の影響を嫌います。

特に屋根が完成するまでの建て方~工事前半

念願のマイホーム。

待ちに待った建て方。

大事な家の骨組みが雨に濡れる状況は

見てるだけでも心配です。

完成した家の強度に問題はない?

カビたりしないか?

安心してください。

乾かせば問題ないです。

そんな新築工事と雨の話。

建て方の日にちの決め方

工程表は契約時には完成してる。

(仮)とか(案)という場合がほとんどかもしれない。

詳細が決まり現実的な工程表を作成する際には

建て方から打ち合わせ時期、引き渡しまで決まってます。

実際工事が始まると変更等が発生し工程にも影響でる場合もある。

現実的に煮詰めたモノでも、工事の過程で変更はつきもの。

それが家づくり。

工程表作成段階で建て方日は決まっている…しかし

資材搬入計画、人員、他現場との調整をしながら段取りがすすむ。

外仕事は天候の影響が大きいです。

現場の進捗具合、安全作業にも影響がでる。

だから天気の良い日に工事をはじめたい。

ようするに…

最終的には天気予報で日にちを確定させる

建て方は、天気予報で最終確認。

2・3日天気が良い日をねらいます。さらに建築暦的にも良い日を設定。

雨対策の準備もする

天気予報で決めても、実際は2週間程前には段取りが完了している。

天候も変わることもある。

準備が間に合うギリギリのところで決めます(個人的に)

そして現場では

雨の降る降ないに関わらずブルシート類が大量に準備されます。

資材の養生にも使う為。

雨の場合にはその対策にも使われます。

天気予報では雨は降らない!!それでも降ることもある。

外仕事は自然が相手。受け入れるしかない

天気予報が晴れでも雨が降る場合はある。

一時的なにわか雨だったり。

多少の雨は雨天決行です。

安全作業に努めながら。

台風や防風なら中止。

私は東北雪国の現場監督。

当日の朝、吹雪などの天候不良での中止や待機は1度や2度じゃない😥

雪国の監督のあるあるである。

起きた後の対処の方が重要

雨に降られることは経験上、何度もあります。

木材住宅は、出来ることなら雨には濡らしたくはない。

いくら準備しても、濡れる場合もある。

それはしょうがないこと。

現場の進捗具合によっては十分な雨対策が出来ない場合もある。

起きたことをどう対処するか?

濡れた木材をどうするのか。

大事なのはソコ。

住宅に使う木材は乾燥材。

雨に濡れたとしても表面上だけ、工事中の風や日差しで乾く。

乾かせば問題ない。

仕上げに見える柱や梁材は、水跡が残るかもしれない。

ベニヤ系のものは、茶色い灰汁などが出るので注意が必要。

いくら対策しても濡れることはある。

天候に左右される外工事では万全を期してもありえること。

万が一雨に濡れて

跡や汚れがついても洗浄や研磨など綺麗に仕上げる事も出来るから心配ご無用。

私がまだ若手だった頃の話…

当時のベテランに

『昔は建てた後、何日もほっといたもんだ。雨やお日様にあて、乾燥させてからタチナリを直して工事を再開したもんだ』なんて遠い国の話のような風習を聞かされた。

きっと、構造体に使う木材もG材(今のように乾燥した木材でない時代)を手板に図面を大工が作り、切り込みしていた何十年の前の話。

(今はプレカットという機械加工が大半)

ほんの20数年前は、建て方が終わってから足場組んでた。

今じゃ考えられなおとぎ話…脱線😶

感想すれば大丈夫!!だけど注意するべき部位ある!!!

建て方中に雨に降られマイホームの骨組みが濡れても

木材は乾燥させれば問題ない。

しかし

注意しなければならない部位はある!!

ベニヤ系等接着剤が使われている材料

屋根下地材等に使われるベニヤ系は水に濡れるとソリ等が起きやすくなる。

また、接着材などの成分が溶けだし汚れた水の跡が付きます。

その汚れが仕上げに見える柱や梁に付く場合もある。

コンクリートの養生にベニヤを使う時も濡らされません。

コンクリに付いたら処理が大変。

ほぼ、元通りの綺麗な状態にはならない。

駐車スペースや車庫のコンクリートが完成されていて、資材置き場や作業場に使う為にベニヤを敷く場合は要注意です。

べた基礎や床下に水が溜まるような工法

べた基礎等の床下にコンクリ仕上げがある場合。

雨が降ると排水が出来ずにプールのように水が溜まる状態になる場合がある。

床下に水が溜まっている状態で床を塞ぐのはNGです。

排水して乾かしてから塞ぎます。

理由は下地の木材やベニヤ材に湿気をもたらす為。

下地床などでふさぐと床下はなかなか乾きません。

『床下に風が通るから大丈夫』というのは安心出来ないですよ。

濡れた床下を乾かす為の通風ではないですから。

プールのままでは乾きません…放置してると藻が生えているかもしれないです。

じめじめした状態だとカビも生えます。

匂いの原因にもなります。

このような床は床下点検口等で確認するとカビ臭い。

コンクリートは見た目が乾いて見える状態ですら、打設後1年から2年は湿気が出るといわれてます。

床下と同じく屋根裏や壁面もふさがれて空気が流れなくなる状態になりやすい部位も注意が必要です。

断熱材が乾いた状態でこそ断熱材の意味がある

床下や土台等が濡れた状態で断熱施工すると

断熱材にも悪い影響が出ます。

吹付系だと接着不良や剥離(剥がれたりそもそも接着出来ない)

断熱材自体が水分を含むと断熱材としての効果も期待できなくなります。

断熱材は乾いた状態で本来の役目が出来る。

まとめ と 家づくりのアドバイス

木造住宅と雨をテーマに書きました。

雨に濡れている骨組みをみるのは建て主としては心配になります。

しかし、乾かすと問題はないです。

また、想像以上にすぐ乾くものです。

木材の強度などには影響は出ないです。

それより、しっかり乾かさないことによる壁内結露や床下の状況の方が重要です。もちろんこの部位も乾かせば問題ないのです。

乾燥させずに工事を進め、断熱材の施工+防湿処理のビニールの施工や、床下を合板など塞ぎ下地処理するのはNGです。

理由は壁内、床下の湿気が逃げれず(乾燥出来ず)構造体の腐れや、床下のカビ等の原因になります。

濡れたまま床を塞ぐと、数か月後、数年後床下見たら、じめじめでむわっとしてて、虫が湧いてきたなんて・・・嫌ですね。

まだ、床下は目視も出来ますが、それを壁内でやられたら悲惨です。

断熱材は乾いてなければ断熱材じゃなくなります。

建物の寿命も極端に短くなるでしょう。

最後に…家づくりのアドバイスとして棟梁と友好な関係を

新築工事は現場とコミュニケーションをとりながら

作る過程も楽しむほうが健全です。

『雨に濡れたけど大丈夫?』

『大丈夫な理由は』

現場の棟梁と確認しながら

その都度、心配や不安を解消しながら家づくりをすすめれる関係なら

満足いく家づくりが出来るはず。

きっと全国どこの大工の棟梁に聞いても同じ答えが返ってきます。

『木材は濡れても乾燥させれば問題ない』

おしまい