マイホーム建築中の施主は可能な限り現場に行った方が良い♪家づくりを成功させる為に~理想と現実のギャップの距離を縮めることが大事~

2022-03-12家づくりのetc,建築屋的な話ギャップ,工事現場,新築工事

家づくりは、本来楽しい。
完成後の家での生活にワクワクする。

なぜならば


自分と家族の
【夢と憧れ】が現実に
【形】になるからだ。
楽しくないはずがない。

それでも時々、聞こえる。

家づくりが全然楽しくない
思っていたのと違う
ストレスの元

問題点

理由は人によって違うかもしれない。
家づくりの担当者に合わない人がいる。
近隣住民とトラブルが起きた。
家族間で意見の相違。

そして…


施主が持つ理想のイメージと現実の現場の違い。
理想と現実のギャップ(落差)だ。

ギャップ(落差)の大きさに違和感を覚え、不信感になり、ストレスになる。
結果、家づくりが楽しくなくなる。

原因はギャップの大きさだ。
その距離を出来るだけ縮めることが家づくりを成功させるコツ。
具体的には可能な限り現場に行き現実(現場)を知ること。
どれだけ説明の上手い営業マンに100回説明受けようが
パース・展開図・鳥瞰図と、100枚図面を渡されようが
たった、1回現場で説明受けた方が伝わる。

現場に行く回数を重ねることで
現場でしか知れないことを知り
曖昧だったイメージは、より現実的なモノとなる。

いくらネットで家づくりの知識を詰め込んだ積もりでも
現場に行かなきゃ分からないことはたくさんある♪

現場監督として家づくりながいことしてるけど…
私なら、工事中はどんどん施主を現場に誘う。
特にイメージがわきやすい、木工事建て方完了後の足元が安全になってからはね♪
担当した施主が家づくりを楽しみ、完成引き渡し後には
『家を建てて良かった。この人達と家づくりが出来て良かったです』
施主からの感謝の言葉が一番の報酬でやりがいになる。

やたらと前文が長くなった😶…けど
家づくりを成功させる為に現場に行った方が良いよって記事♬

家づくりがストレスになる原因の一つは理想と現実のギャップ

理想と現実

理想と現実に大きなギャップがあるとストレスを感じる。

解決策は理想の現実の違いを把握すること。
人付き合いでもなんでも。

家づくりの場合は、キラキラな理想の家をイメージしている人が多い。
ゴミ一つなく、TVで見るような素敵でおしゃれな家だ。
日中も部屋全体が明るくてきらびやかな家。

自身の中に、都合の良い解釈でイメージした都合の良い家がある。
現場に行き、見聞きすることで持っているイメージを修正し
理想と現実のギャップを埋めていく。

不確定だった要素・最新情報をインプットして最新盤にバージョンアップしていくイメージ…
回数をこなす(現場に多く行く)ことで、そのギャップは埋まり精度が上がる♪

実際の現場に不安を感じるギャップはどのようなモノがあるか

予想会議

思っていた程広くない。天井が低い…圧迫感がある。

イメージより部屋が暗い。

窓からの景色が嫌。美しくない(泣)

風通りが悪い。

使い勝手が悪そう。

住設機器類(洗面台・キッチン)がイメージを違う。

照明器具が思っていたのと違う…暗い。

匂いが嫌…ノイローゼになりそう。

外観がダサい。

車の出し入れが大変。

雪の片付け大変。

この家に住みたくない。

きりがないが、ほとんどは現場に行かないと分からないことや気付かないことです。
知らないよって思うのもある。(同業者なら共感!?)

経験談になるが
自然素材系の家を建てた施主で(無垢材・板貼り・漆喰仕上げ)
木の匂いと見た目が嫌っていうのは…びっくりした😶


展示場とかさんざん見て気に入って契約したなのに…
そうゆう人も数の中には居る。
話す言葉が二転三転、四点五店?するような人😶

そういうのって、はけ口であって原因は別にあることが多い。
踏み込めない領域に…。



ギャップ(落差の距離)を縮める為に現場に行き、現場と話し、現場を知る

女性大工

施主には、ギャップを埋める為に現場に行くこと勧める。
説明だけでは、図面だけでは、分からないところはいっぱいあるはず。

曖昧なイメージだったところ、不安だった箇所、気になっていた仕上げを工事中に通い確認するの。
パズルの足りないパーツを拾い集めて、パズルを完成させる。(歌詞みたいだ)

現場に通って、現場と話して、知るの。
大工さんだって、教えたくて仕方ない。
『ココの部分、こうした方が使勝手良いかもよ?』
『どうゆうイメージで、この箇所は作りたい?』
自身はそのスタイルの家づくり経験が長い。
それが普通であり、その方が施主とも良好な関係を築けると思っている。
会社によっては、引き渡しまで現場を確認出来ないとか、1回だけとかも聞く。
理由も分かる…変更を受け付けずに工期通りに工事完了させる為だ。
理解は出来るが、ちょっと寂しいと感じる。

現場に行かなきゃ、時間をずらして何度も行かなきゃ
日の入りも
窓からの景色も
風の通りも
分からないんだけどね。

まとめ~現場とコミュニケーションがとれるなら、家づくりは成功する~

家の模型と図面

家づくりを成功させる為に理想と現実のギャップを縮めるのが大事。
その為には、現場に行きましょう~♪な記事でした。

現場監督だからというのもあるけど
家づくりは現場(現場監督含め現場の職人も)で決まる。
定期的に現場に行けて【誘われて】、アドバイスや悩みを相談できる現場スタッフと一緒に家づくりが出来るなら、その家づくりはその段階でほぼ成功と言える。

少なくとも、現場に行く施主は完成後に『イメージと違う』なんて感想は少ない。

だからマイホーム建築中の施主は可能な限り現場に行きましょ♪

過去に木工事中に弁当持参で朝から夕方近くまで現場に居る施主が居た。
ほぼ、毎日…数か月間ず~と。
大工と一緒に昼ごはん食べて、一服して、ミーティングして…片付けや掃除手伝って。
大工チームの一員だ。
そうなると…現場担当より現場のことを把握している。

時間が経つごとに、現場とコミュニケーションがばっちりになり今も続くながい付き合いに。
家づくり(現場との関係)に満足して大変喜んでた♪

でも当初は、相当イメージとのギャップがあった。
ありすぎるくらいに…こだわりも強く。
追加工事や変更も半端なかったけど
現場で理想と現実を埋めていった結果
良いものが出来て、喜んで貰えたという結果に。

30年近い経験でそのクラスは一度だけ😅

『さて、次回はいつ現場に行きましょうか?』

家が完成したら気になる…表札のこと
表札の記事はこちらから♬

壁掛け時計の定番と気になるアイテムの記事はこちらから♬

新築工事中や完成時にはサーモカメラがあれば
隠蔽部分を魅せることも可能!!
サーモカメラの記事はこちらより。

おしまい