SPF材とは?ホームセンターで手に入りデッキ材にも日曜大工に重宝するD.I.Yの強い味方SPF材。そのサイズや注意点を網羅する。

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【D.I.Y】が人気だ。
『趣味はD.I.Yです』という人も多いだろう。

インパクトドライバー

Do it yourself ~自分自身でやる~
専門化に任せずに自分でやる人が増えている。

ホームセンターに行けば、いくらでも資材も道具も情報も手に入る。
動画を見れば、プロにも負けない技術を知れコツも分かる。
何より、自分で作ったことの達成感や充実感は大きい…多少の失敗、不格好でも愛着もわく。

自分で作った料理は味が変でも!?上手い😋ってヤツ。
いや…まずいモノはまずいケドね。

そのD.I.Yで使われるものにSPF材という木材がある。
今はホームセンターで手に入る身近な存在の木材だ。
安価でサイズも規格化され扱いやすい。
そんなSPFのことを現場監督より♪

自由自在なデッキ♪

SPF材のS.P.Fは複数の針葉樹の頭文字…その材種の特徴は?

木材とペイント

SPFとはスプルース、パイン、ファー等の針葉樹の総称で頭文字です。
成長が早く加工がしやすい木材です。
主な産地はカナダ、アメリカ。
松系の木材で松ヤニもある場合もある。
私が建築業界に入った頃は(30年近く前)、2×4(ツーバイフォー)住宅で主に使われていた木材。
この数年では在来工法でも使われる。
デッキ材や手すり等見える部位によく使われるね。

一般的にもホームセンターで種類豊富に扱っていて手に入りやすい。
乾燥されていて、表面も綺麗で加工も容易で、専用の金具等も多種多様にあるからD.I.Yの強い味方です。

SPF材のサイズ

SPF材

ツーバイ材ともよく言われるSPFは、寸法が規格化されている。
一般の人が使いやすい理由はそこもある。
この材料のサイズはインチとフィート。
204(2×4・ツーバイフォー)は2インチ×4インチ。
1インチは約2.5cm。5センチ×10cmになるのだが、乾燥させる段階で縮まり規格寸法は38×89mm。

一般的によく使われる材(断面寸法)として
2×4(38×89)
2×6(38×140)
2×8(38×184)
2×10(38×235)
2×12(38×286)( )内寸法はmm

ホームセンターでは
1×4(38×89)などもある。

長さはft(フィート)で表す。
10ft(3050)
12ft(3660)
14ft(4270)…尺寸法に近い寸法である。( )内寸法はmm

価格は店舗や流通状況でも変わる。
ウッドショックなんて言葉がある。
ちょっと調べてみても
2×4の6ftで600円程~1000円位かな?
結構なひらきがある。
木材の質も関係あるかも知れないけどね。

住宅現場ではこんなところにこんなサイズで使われるSPF

吹き抜け手すり

2×4工法以外に、最近は在来工法でもSPFは使われる。
2×4は床下地材や間仕切り壁に
2×6、8、10、は床下地や屋根材、デッキ等に使われる。
(下地のスパンによってサイズが変わる)

ログハウス系の住宅では屋根スパンが飛んでいる場合(距離が長いという意味)もあり、過去には
2×12 20ft (38×286×6100)を使用した。
当時、私が住む地方では支度出来なく、カナダよりコンテナで海路を渡って手に入れた…😆(遠い目)

ただ、SPFは外部に使用する場合は防蟻防虫処理は必須。
例えば、デッキ材や薪棚、外部のフェンス。
外部は日差し、雨水、雪など条件が厳しい。
劣化もすすむ。
また、蟻の被害にもあう。
彼らはグルメだ。
柔らかい木材のおいしい所ばかりを好む。
蟻ばかりじゃなく、一部の蜂は木材をかじり巣を作る。
だから、薬剤処理なり塗装等の処理が必要となる。

まとめ

SPF塗装

D.I.Yで活躍するSPF材のことを網羅した…つもり😅

SPFは針葉樹のスプルース、パイン、ファーの頭文字。
乾燥されていて寸法も規格化されており、柔らかく加工がしやすい。
松系の木材で松ヤニもある。
外部に使用の場合は雨風の影響で腐れが起きやすい。
防蟻処理塗装処理した方が長持ちする。

劣化が激しいデッキや部位には
レッドシダー(ヒノキ科の木材で腐れに強いがSPFに比べ値段が高い)や
人工木材(木材の風合いがある、木材とプラスチック加工製品)がおすすめ。

材種に関わらず、外部に木材を使用する場合は
数年に1度の塗装をすることで長持ちするよ♬

お家時間を楽しむおしゃれな物置小屋はこちらから♬

おしまい