無垢材の床のメリット・デメリットと合板フローリング。
家のイメージ、室内の雰囲気を決める床材。
最近は無垢の床材も増えてきています。
家を建てる際には、多くの決めなきゃいけない事の1つでしょう。
無垢材の家に住んで5年以上経ったオーナー目線で無垢材の床の良さを4つ紹介します。
家を建てる時、refする際に参考になるはずです。
体験談ですから、カタログのセールストークよりリアルです。
どーぞ。
無垢材の床 メリット
1,床が冷たくない。スリッパがいらない。
2,足ざわりが柔らかい。
3,木の香りがする、落ち着く。
4,室内の調湿効果も期待出来る。
細かく分ければいくらでも出できますが、4つに絞りました。
無垢材は暖かく・柔らかく・香り良く・住環境を向上させる
◎無垢の床は冬でも冷たく感じない
私は雪国で家を建てました。床暖を施工してないですが床が冷たく感じません。ちなみに床はパイン系で厚さ30ミリの床材です。スリッパもトイレ以外では使う事が無いです。家族全員はだしで生活してます。無垢の床の家では皆そんな感じと思います。
◎足ざわりが柔らかい
木は柔らかいですから、足にも優しいです。自宅はパイン系ですが杉材などもっと柔らかい木材だと足への負担も少なく、歩いた感じがまた違います。木目がきれいで固い木材だとちょっと疲れる感じもありますが、時期に慣れるはず。
◎家の中が木の香りで満たされ落ち着いた空間に
住んでいる人はいずれ慣れます。そしてそれが当たり前になり気付かなくなりますが、数日の出張から帰ると、滞在していた施設などの匂いの違いに、「これが自宅の匂いかぁ。」と。来客時とかもですね。「木のいい匂いがする。」と言われて気づかされる事もあるでしょう。これは無垢材の家のオーナーあるあるです。
◎木は室内の湿度を調節してくれる
湿度が高い夏場は、木材が湿気を吸収してくれます。湿度の低い冬場は木材が含んでいる湿気を放出してくれて、湿度の調節もしてくれます。家のサイズや他の住環境の影響もありますが、冷暖房機器の効果UPや、光熱費の節約という役割も担うでしょう。
デメリット 無垢材の特性
無垢材が持つ性質=特性ですが、知ってれば特性でも知らなければ『デメリット』という扱いになります。そんな特性を3つだけ😗
◎柔らかいから傷が付きやすい。
木は柔らかいです。イスやテーブルを引きずると簡単に傷が付きます。それも味なんですが、常に綺麗に保ちたいという人にはデメリットとなりますね。
◎1枚1枚が同じではない。
自然のものですから、皆違う木目や節があります。好みの問題かも知れませんが・・・
◎ソリ、曲がり、膨らみが起きる。
おすすめの4の調湿効果等により、木は変形もします。水分を含むと膨らみます。乾燥すると痩せる木の特性による現象です。逆に言えば、へこみ傷は水分を含ませてアイロンなりで温める、もしくは熱いお湯を含ませる事でへこみ傷を治す事も出来ます。乾燥により木が痩せるときしみ音や場合によっては割れ音もあり得ます。無垢の床を敬遠する理由の1つでもでしょうね。私はかえって魅力的に感じるんだけどなぁ😊
無垢のデメリットがほぼ無いフローリングの良さ
一般的なフローリングは、無垢材のデメリットがほぼ無いです。
◎無垢材に比べ固く、モノによっては傷が付きにくい加工もされている。
◎仕上がりがパターン化されていて、統一された仕上がりになる。
◎施工がきっちりされていれば、変形やソリも少なく、床なりも起きない。
掃除や手入れメンテナンスも楽ですし、今は手入れ(ワックスレス)不要とかもあるかな。この辺は無垢材にないフローリングの良さですね。
無垢材床 経年変化
年数経つにつれての変化も無垢材は趣があります。杉材は色が濃くなっていきますし、パイン系は飴色に変化していきます。住んでいる人は毎日見ているから分かりにくいですが、完成時の写真等と見比べると分かります。
着色塗装された無垢材やフローリングだと、表面が削れて色褪せ等起きます。
環境が酷なとこ・・・例えば、温風が当たりやすい箇所や日差しが強い箇所はひび割れが起きたりする事もあります。←これは経年変化というよりも劣化ですね。
まとめ
無垢材の床のおすすめを4つと対比する形でフローリングの良さも盛り込みました。
おすすめは無垢材の床です。
何より木の家で生活したいと思い建てた家なんで。
すべての人にお勧めできるモノとは思わないです。
フローリングのメリットが優先順位の1番で無く、無垢材の良さを生活空間の中に取り入れたい。という人へですね。 ずいぶん狭い範囲になった💦
無垢材の家なら白い塗り壁もありありです。
でも、たぶん・・・
そんな要望や欲する人が居るから、増えてきているから最近よく聞き、見るのでしょう。
求められているものなんでしょう。
でなきゃ、増えないはずだから。
ちょっとだけ長めになりました。最後までありがとうございます。
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