住宅現場監督の仕事内容!若手監督に伝えたい現場管理の定義。管理とは異常を見つけて正すこと。
住宅現場監督は誰でもなれる。
なるだけなら免許もいらない。
でも、続けれるかは別問題。
伸び悩んでいる若手現場監督や
数年の経験を持っても現場管理という職務が曖昧な悩める人へ♪
自分に合わない
環境が良くない
人間関係が無理など
理由も様々だろう。
会社や上司の教育が問題があり
そもそも『現場管理とは何か?』が
明確じゃない人も居るだろう。
現場管理は監督の仕事のメインだ。
メインの仕事の定義を理解すれば
迷うことなく業務が出来、会社組織内の自分の役割も自覚できる。
やりがいと責任感が生まれ会社組織より頼られる存在になる。
現場管理とは
異常を見つけて正すこと
コレ。
建築業界20数年目の自称ベテラン現場監督の
ながい経験からノウハウ・コツを記す。
現場監督とは?その仕事内容とは?
住宅の現場監督の仕事は
工程管理・品質管理・環境管理・安全管理・原価管理と
施主との打ち合わせが主な業務だ。
工程管理…現場の進捗確認や施工内容・段取り
品質管理…仕上がりのチェックや是正指示
環境管理…近隣住民への対応や処理
安全管理…現場の安全対策の対処や指導
原価管理…資材の発注や業者手配等、利益に関する業務
施主との打ち合わせ…進捗に合わせた打ち合わせや確認等
工程管理~安全管理までが現場管理業務
原価管理・施主との打ち合わせがデスクワーク。
住宅の現場監督の仕事は大きく分けるとこの2つ。
監督の仕事=現場管理とデスクワーク
デスクワークと言っても、施主と現場監督の打ち合わせの大半は現場。
だから現場管理にも入るかな?工程管理にも関係する為。
そして、現場管理とは異常を見つけて正すこと。
現場管理の定義は異常を見つけ正すこと
異常を見つけて正すには
正常を知らないといけない(知識が必要)
正常とは違う異常を見つける注意力が必要で
見つけたら正す行動力や指導力が求められる。
そしてそれを繰り返す。
これが現場管理の定義。
定義とは…
言葉に決まりを作ること。
皆が同じ意味として認識できるように。
異常を見つけて正すことが出来ない監督は相手にどう映るのか
現場管理=異常を見つけて正すこと
コレが出来ない監督は
現場の職人、同僚、会社そして顧客からどう映るのか?
現場の職人からは『あの監督は、もの知らないし気付かないから、そのまま塞いでしまう』等と言われ現場のミスや未施工な部位をそのままで工事をすすめられます。要は現場になめられてる。
同僚(営業職等)や会社からは、信用得られず『安心出来ない』と再確認や他のスタッフにあなたの仕事の確認を依頼します。
そして顧客からは、監督変えてくれと言われる始末…これは相当きついヨ。
工事中の相談等も監督にしないで担当営業に相談している場合は、監督を信頼出来ない為がほとんど(経験上)。
これでは、監督としての役割を果たしてない。
下手すりゃ不在時に社内では…
『居ない方が業務が円滑に進む』とか『給料ドロボ』なんて
言われているかもしれない(泣
続けるなら…
異常を見つけても現場に指示出来ないのは現場管理が出来ていない!!
ここは壁になるかもしれないね。
現場に言いにくいとか…
聞いてもらえないとか…若手のうちは。
現場を動かすのも段取りも責任も現場監督だよ♪コレ大事。
まとめ
現場監督の仕事のメイン『現場管理』の定義は
異常を見つけて正すこと
自分のするべきことが明確なら悩まない。
知識・注意力・指導力・行動力が大事ということ。
でもこれは何の職業にも必要。
何に対しての管理でも同じなんだよね。
仕事のこと、家庭のこと、お金のこと
全てに当てはまるでしょ。
自身が若手の頃に教わったことなんだけど
すんなり腑に落ちた。
『俺の仕事って、これだったんだ。』
当たり前の話なんだけど…
若手の時は理解してなかったと思う。
『現場管理ってなんだ?』と聞かれて即答出来なかったと思う。
会社が社員教育に力を入れていて、スタッフ皆がスーパーエリートな組織に居る人間なら若手でも身に付いているかもしれない。でも、そんなの極わずか。
この記事が若手現場監督や悩める監督の目に入り、仕事の1つ『現場管理』が明確となって、実践出来て会社組織や顧客から頼りにされる現場監督になるきっかけになれば幸い。
あとがき
建築業界、特に家づくりの監督はいつでも人手不足だ。
原因は、成りては居るが続かないから。
続かない原因はいくつもあるだろう。
一つは自分の仕事の役目を正確に把握してなく悩むから。
家づくりには欠かせない大事な仕事の定義でした。
おまけ
現場管理には様々な武器(お助けアイテム)もある。
なかには視覚化でき、言葉以上に伝えることが出来る。
それを必要なタイミングで扱うことは現場の職人の仕事意識も変わる。
時として、まだ力不足な部位を補うことも出来るよ。
歳上や経験豊富な職人が何言おうと、視覚化出来ればただの言い訳。
現場管理の強い味方でもある♪
対施主にも効果抜群。
現場管理をしっかりと出来た証拠になるサーモカメラの記事はこちら。
おしまい
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